看護師は、患者の命を預かる責任重大な職業でもあります。日勤、夜勤…と交代制のハードな労働環境の中で、医療ミスへの不安やプレッシャーに耐えられず、転職を考える方は、決して少なくはないのです。不安を抱える看護師たちの声を集めてみました。
最初からわかってはいたけど責任が重い
毎日、患者さんの命に関わる様な責任の重い仕事を、一人ではないにしてもやらせてもらっています。誇らしいというよりも、ミスをしてしまった場合を考えてしまい、とても怖くなってしまいます。(中略)そういった不安からか、小さなミスをいくつも犯してしまい、先輩には怒られる毎日です。するとどんどん自信を失ってしまい、今の仕事に向いていないのではないかとさえ思ってしまいます。
※引用元:Career Theory(http://career-theory.net/want-to-resign-nurse-7127)
医療事故が怖くて自信がなくなる
夜勤がとても辛くて、不規則な生活になったり、精神的にも肉体的にも辛くて目眩や吐き気がするようになりました。(中略)元々自分に自信がなかったので、医療事故等も怖かったです。患者、家族からの理不尽なクレームに耐えるのも辛かったです。介護施設の看護師に転職して、看護師長も先輩看護師も良い人ばかりで優しくしてくれますし、難しい仕事はよく手伝ってくれます。(中略)今はとても満足しています。
※引用元:看護師辞めたい!転職体験談(http://www.museudecardedeu.org/)
新しい機器についていけない
新しい機器がたくさんあって、休日あけにはその機器について使うことが出来るだろうかという、そんな不安をいつも抱えながら働いていました。そして私は、案の定ミスをしてしまいました。とてもショックでその気持ちを切り替えることが難しく、またミスをしてしまうということが続いたのです。その結果、ここでは働くことは無理と思ってしまいました。
※引用元:看護師辞めたい!転職体験談(http://www.museudecardedeu.org/)
看護の仕事と常に隣り合わせになっているのが、医療ミスや事故です。『医療労働』看護職員の労働実態調査では、仕事をやめたい理由に「医療事故が不安」と答えた方が全体の12%ほどいました。とくにICUや循環器などでは、急変も多く、ちょっとしたミスや異常に気付けなかったことが、生死につながることも。
夜勤でろくに仮眠も取れない状態で、これらの責任重大な職務を強いられるのは大変なこと。新人に限らず、看護師を辞める原因のひとつとなっています。
常に気を張っていなければならない病院での勤務は、人によっては合わずに大きなストレスとなることも。同じ看護の仕事でも、福祉施設で働いたり、手に職をつけて開業する道もあります。まずは気持ちよく働ける職場を探してみてはいかがでしょう。