看護師に限らず、誰しも合わない職業というものはあります。資格を取ってやっと就職できたのだからと無理に続ければ、度重なるストレスで体を壊してしまうことも。ここでは、看護師の仕事がとにかく嫌になった!という方たちのケースを見ていきましょう。
夜勤で生活リズムを整えるのがたいへん
とにかく夜勤がつらかったです。 月に4〜5回の夜勤で生活リズムを整えるのがたいへんでした。 生活が戻った頃にまた次の夜勤がきます。 また、常に人が足りない状態で業務をしているので、仕事を夜勤などに渡したりもできないため、残業が当たり前にあります。 明日に回せる仕事がほぼない、仕事が終わる直前に患者さんに何かを頼まれれば終わるまで帰れないなど、平日仕事後にプライベートの約束が基本難しかったです。
残業が多くて体が回復しない
残業が多く、心身の疲労を十分に回復できないまま勤務が続いたときです。 17時の退勤時間で0時以降まで残業しなければならないときもありました。 命に関わる仕事なので、集中力も大事ですし、自分の心の状態も業務に影響するのでやめたいと思いました。
なんのための仕事なのかわからなくなる
患者さんの回復のために一生懸命、個別性に合わせた看護をしているのに、患者さんの協力が得られなかったり、心ない言葉が出てきたときに、私はなんのためにやっているのかわからなくなり、辞めたいと思っていました。
どんな仕事にも耐えなければいけない時はありますが、体を壊してまで続けるような事態は避けるべきですね。看護師の労働実態調査によると、健康の自覚症状について、下記のデータが報告されています。
現在、何かしらの体や精神に異常を感じている看護師は、全体の半数以上も。さらに6割の看護師が、鎮痛剤や睡眠薬などの薬を常用していることが分かっています。
若い頃なら転職もしやすいですが、40、50代ともなるとその足取りは重くなります。ですが、より自分の体を労わらなければいけないのは、年齢を重ねてから。50代でも転職が遅いということはないので、第二の人生を幸せに暮らせる職場を検討してみましょう。