働く職場が限られている看護師の仕事。それゆえに新しい仕事が見つかるかが心配で、転職を申し出ることができずに悩んでいる方もいます。ここでは、そんな看護師たちの声や、看護師の転職事情をお伝えしていきます。
雑用もやらされる環境が嫌になり…
より良い職場を求めて転職。「じっくり患者さんと向き合えます」という求人に惹かれて、都内の中規模病院に入職しました。でも入ってみたら真っ赤なウソ。人手不足で、看護師の仕事じゃない雑用までやらされます(外来の受付、電話番まで。こっちは病棟勤務で忙しいのに)(中略)看護師を辞めることを視野に入れてはいます。
スキルアップのために転職を検討
私は、ICUで10年間働いていました。だいぶスキルに自信がついてきたので、さらなるスキルアップのために転職しようと思いました。しかし、その病院には年齢制限がありました。制限年齢より私は1つ年上になっていたのです。一般的には、転職するなら若い頃のほうがよいと言います。どうしてもあきらめきれないので、ダメ元で応募書類を送ってみようと思っています。
人間関係はどこも一緒でした
安月給と劣悪な人間関係に疲れて転職。都内でOLとして働きました。(中略)人間関係はどこも同じです。パワハラ、モラハラ、派閥にお局に嫌がらせ。病院だから「安月給、人間関係サイアク!」という訳ではありませんでした。
転職には様々な不安がつきまとうものですが、実際に転職をした看護師はどう感じているのでしょうか?マイナビ転職サイトの調べでは、次のような結果が出ています。
看護師から他業種へ転職した方のうち、半数以上の人がメリットを感じているようです。同調査では、看護師の転職先として、飲食店スタッフ、事務、営業などが上位入りしています。
【調査概要】
調査団体:株式会社マイナビ
調査対象:看護師から看護師以外の職種へ転職した経験がある全国20~39歳の男女100人
調査方法:インターネットリサーチ
実施期間:2018年7月20日~7月23日
異なる業種以外にも看護師の転職先には、リンパ療法師、訪問看護師、ケアマネージャーといった、看護のスキルを生かせる場も豊富にあります。
少し視野を広げるだけで、やりがいのある仕事に出会うことができ、より充実した人生を送れる可能性があるはず。まずは適職診断テストで、あなたに合った仕事を探してみましょう。